CalculiX は強力な非線形ソルバーなので、容易に静的な荷重を斬増させて非線形解析することができます。
解析コード本体で荷重を増加させていくことが可能なのですが、今回はAEi(Analysis Execution interpreter)を使って外部から静的な加力荷重を変化させて、歪みがある一定の数値を超える荷重値を調べます。
以下では、外力を0.1ずつ増加させ、歪み(Exx)が 5.0E-5 を超える荷重値を得るというデモです。
上記は外力を線形に増加させただけですが、後処理に小さなプログラムを用意すれば、後段の解析に結果を受け渡しながら連続的に解析を実行することも可能です。
また、等価線形解析機能がないソルバーの結果を読み込んで前回解析との差分から後段解析の物性値を作成するプログラムを用意すれば、外部で等価線形解析を実施することも可能です。